研究生日記

　東北地方を中心に大きな傷跡を残した東日本大震災から早10年。ちょうどこの間終わった後期日程試験の前日、部屋で作業をしていたら、長くて大きな揺れが。直観的に遠方の大きな地震だと思いました。部屋は今以上に爆発していたので、机の上の書類が床に散らばり、足の踏み場もなくなりました。実験室は、オイルバスの油がこぼれたことと、小さなボンベが倒れてぐらいで幸い大きな被害はありませんでした。次の日の後期日程試験は、中止となりました。その後、津波の被害、原発での深刻な事態に関する報に接し、慄然としました。卒業式・入学式は自粛、授業は8時から開始という年度が間もなく始まりました。
　そして、また去年も今年もコロナで普通の卒業式はなしです・・。そのあたりの判断の多くが、空気を読んでということでしょうが、なにか釈然としないものを感じます。
荻野
写真：ラボで開催した卒業・修了式です。皆様、さすがに大人になっていることでしょう。